ロシアについての基本情報です。ビザ情報等につきましては変更されている場合がありますので、必ず在日大使館等でご確認ください。
国名 |
ロシア |
正式国名 |
ロシア連邦 Российская Федерация |
面積 |
約1707万km2(日本の約45倍、アメリカの約2倍) |
人口 |
約1億4,200万人(2008年1月) |
首都 |
モスクワ |
言語 |
公用語はロシア語。多民族国家であるロシアではその他少数諸民族の各民族語も使われており、言語数は100を超えるといわれています。 |
民族 |
ロシア人のほか、タタール人、ウクライナ人、チュバシ人、等の160以上の民族。 |
宗教 |
主としてロシア正教。そのほか、イスラム教、仏教、ユダヤ教など。 |
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>>外務省海外安全情報
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経度が15度東へ進むごとに時間は1時間早くなります。西端のカリーニングラード州バルト砂洲(東経19度38分)から、東端のチュコト自治管区ラトマノフ島(西経169度02分)に至る広大なロシア連邦では11の時間帯(タイム・ゾーン)があり、西のカリーニングラード州と東のカムチャツカ州では10時間の時差があります。
ロシアで最も基準となる時間帯は「モスクワ時間(GTM+3)」で、カリーニングラードより1時間早く、カムチャツカより9時間遅くなっています。全土を一元的に表示する必要のある鉄道の時刻表などは、現地時間ではなくモスクワ時間で表示されていますのでご注意下さい。
ロシアではサマータイム制が採用されており、日本との時差は時期によって異なります。冬時間(10月最終日曜日より3月最終日曜日まで)には、モスクワとの時差は6時間、夏時間(3月最終日曜日より10月最終日曜日まで)には、モスクワとの時差は5時間となります。
東西に大きく広がるロシアですが緯度が北に位置しているため、国の大部分が亜寒帯から寒帯に属しています。典型的な大陸性気候で広大な割には地域による気候の変化が少ないと言われています。しかし、実際には、夏には30度を超える南部の黒海沿岸部から冬はマイナス50度近くになるシベリアや北極海沿岸部まで季節と場所によってはかなり異なっています。
ロシアを訪れる前には各都市の気温を事前に調べてから旅行されることをお勧めします。特に10月下旬から4月上旬までの間は厳しい寒波が襲うこともありますので、十分ご注意下さい。年間の降水量は比較的少なく、日本に比べ非常に乾燥しております。特に冬期は湿気がほとんど無いため非常に強い静電気が発生しますので、ぜひ対策を考えたほうが良いと思われます。
旅行にはどのシーズンもそれぞれ美しく、一言でベストシーズンを言い表すのは難しいのですが、一般的には4月から11月までの間が気温的に日本と大差なく過ごせるので、この期間が旅行のシーズンといえるでしょう。しかし、カムチャツカなどは7月〜8月までがベストとされています。国土の広いロシアでは地域によって千差万別です。
●パスポート
残存有効期間はロシア出国時より6ヵ月以上必要です。すでにパスポートをお持ちの方は有効期限に注意してください。場合によっては稀に残存期間が足らない場合でもビザが発行されることがありますが、ロシアでの入出国時にトラブルになる場合があります。またロシアから他の国へ行かれる場合も国によって残存期間の日数が異なりますのでお気を付けください。
●ビザ(査証)
観光、業務、留学など渡航目的に応じて必要書類が異なりますが、日本の国籍を有する方は入国前にロシア大使館領事部又は総領事館であらかじめ取得してください。観光ビザ取得に関しては、ロシア滞在中すべての期間をカバーするホテル予約と都市間の移動に使う交通機関を事前に手配をしておかなければなりません。
申請時には申請用紙と、滞在中の予約証明書である現地からのギャランティーレター、ならびに購入を証明するバウチャーが必要になります。>>詳細はこちらをご覧ください
ロシア出入国時の持込制限、持ち出し制限品目について
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ロシア入出国時に税関で必ず申告しなければならない品物は、基本的には下記の通りです。 税関申請書は2枚必要になります。
●コンピューター、携帯電話
パソコン、ノートパソコン、ビデオカメラやデジタルカメラなど、デジタル機械は申告が必要です。携帯電話については通常問題ありませんが、担当係官によって扱いが異なる場合もありますので一応念の為に記入された方が良いかもしれません。
●情報記憶媒体
FD、CD、MD、DVD、メモリースティック、ビデオテープなど。
●特別な技術機器、無線機(トランシーバー含む)、衛星回線の電話 録音・録画機材、マイク、衛星電話、GPS、その他通信機器などの持ち込みに際しましては電波法を管理する当局の許可が必要となり申告が必要です。衛星回線の電話の場合、手続きが非常に複雑・困難ですので持ち込まない方が良いと思われます。
●現金(及び有価証券):ロシアへの持ち込み制限
外貨の持ち込み制限に関しては規制されてはいませんが、10,000ドル相当額以上の外貨を持込む場合は、申告が必要です。但し、10,000ドル相当額未満の持ち込みの場合においても、ロシア国内で預かり等も含め、現金を10,000ドル相当額以上を持ち出す予定がある場合は、出国時のトラブルを防ぐ為に入国時に申告したほうが無難です。
●現金(及び有価証券):ロシアから持ち出し制限
一回の出国で持ち出すことができるのは、10,000米ドル相当以下の現金。(この場合は送金を受け又は国内で取得したことを証明する書類等は要しません。)
3000米ドル相当を超える現金を持ち出す場合には税関への申告が必要です。
10,000米ドル以上の現金はロシアから持ち出し禁止になっていますが、入国時の税関確認印のある税関申告書を出国時にともに提出すれば可能です。ロシア国内における海外送金受領の証明書があれば10,000米ドル以上の持ち出しは可能です。
●土産品:ロシアへの持ち込み制限 酒類は2リットル、タバコは400本まで免税。範囲を超えた場合は課税対象となります。
●土産品:ロシアから持ち出し制限 ロシアからの持ち出しの場合、キャビアは250gまで、イクラは1kgまでが持ち出し限度です。出国の際、まれに購入時の領収書の提示が求められる場合がありますので、購入を証明する領収書等は大切に保管してください。
50年以上前の古本や骨董品、地図、絵画、工芸品、コイン・メダルなど、お土産店で購入されたものでも国外持ち出しの可否を確認し、証明書を貰って下さい。
※ロシアよりの持ち出し制限品目については、規則が時々変更される場合がありますので、あらかじめ現地のガイドまたは関係者にご確認ください。
●入国の際の荷物の重量制限 ロシア入国の際、50kgを越える荷物を持ち込む場合、重量税が必要となります。この重量税は、日本を出国の際支払った超過手荷物料金とは別個に徴収されますのでご注意ください。該当される方は事前に確認をお願い致します。
単位はルーブル (RUBLE/S) 、補助通貨はカペイカ(KOPECK/S) 1ルーブル=100カペイカ
紙幣は5,000・1,000・500・100・50・10ルーブル、硬貨は10・5・2・1ルーブルと50・10・5・1カペイカが流通しています。(2008年現在)
●両替について
ルーブルへの両替は銀行、ホテル、街中の両替場で可能です。出国時に両替場が閉まって、再両替が出来なくなる場合もありますので、その日に使う分を小まめに変えた方が良いでしょう。米ドルもしくはユーロが両替しやすい通貨です。モスクワやサンクトペテルブルグ等の大都市では日本円を両替できる場所も増えてはいますが、限られた場所での両替となる場合が多いです。
●チップについて 原則的にロシア国内ではチップの習慣はありませんが、場合によっては有効に使える場合もあります。ケースバイケースですので個々人で判断してください。またチップではありませんが、トイレは有料となっているところが多いので小銭の準備をしておくと便利です。
祝祭日が土曜日又は日曜日である場合、翌月曜日が振替休日となります。また、、祝祭日が木曜日や火曜日である場合には、その直前の土曜日又は直後の日曜日を労働日とし、その振替で金曜又は月曜日を休日とする場合もあります。具体的には該当祝祭日の近づくと公式発表されます。
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1月 |
1〜5日 |
新年 |
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7日 |
クリスマス(ロシア正教のクリスマス) |
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2月 |
23日 |
祖国防衛軍の日 |
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3月 |
8日 |
国際婦人デー |
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5月 |
1日 |
春と勤労の日 |
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9日 |
対ドイツ戦勝記念日 |
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6月 |
12日 |
ロシアの日 |
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11月 |
4日 |
民族統合の日 |
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7日 |
和解と和合の日(旧10月革命記念日) |
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12月 |
12日 |
憲法記念日 |
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31日 |
大晦日 |
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●ホテル事情
価格的にも内容的にも様々な宿泊施設がありますが、注意しなければならないのは外国人を宿泊させる権利を持ったホテル(宿泊を証明するスタンプを持った)でないとロシア出国時に大きな問題となる場合があります。ただし観光ビザで入国する場合は事前に日本から予約するのが原則となっています。
●食事について
多民族国家であるロシアの料理は非常に多彩であり、エスニック料理も豊富です。また最近では日本ブームも手伝って、日本料理店も増えてきています。それほど食事でお困りになることはないと思います。
生水の飲用は基本的に不可です。また、広場等、屋外での売店で食事をされ、体調を壊される方も少なからずいらっしゃいますので十分ご注意下さい。
●ショッピング 日用雑貨品などであればスーパーマーケットやグム(かつての国営デパート)や自由市場に行けば殆どの物が揃います。ただし、ブランド物や高級品・靴・バッグ・化粧品、宝石などを売るお店は、都市部のホテルやショッピングセンターなどに行くしかありません。営業時間や営業日は必ず確認してください。
物によっては持ち出しが不可な物や多額な課税対象となる物もありますので、購入の際には現地ガイドに確認することをおすすめします。
●電気 基本的には220V、50hzです。ホテルによってはフロントで変圧器を用意している場合もあります。プラグは丸いピンが2つ付いたヨーロッパCタイプです。日本の電化製品を使われる場合は、アダプターと変圧器が必要です。
●電話 最近は国際ローミングサービスを行っている日本の携帯電話会社がございます。機種によっては、日本でご使用になっている携帯電話をそのままロシアで使用することも可能です。サービス内容や料金などは各携帯電話会社にお問い合わせ下さい。
ロシア国内の主要都市には国際通話可能なカード式公衆電話もございます。テレホンカードの無い場合は、電話局のカウンターで直接国際電話を申し込むことも可能です。ただし、いずれもロシア語を理解する必要がございます。
●郵便
ロシアの郵便事情は良いとは言い難く、日本へ郵便物を送る場合の所要日数は航空便1週間以上、船便で数ヶ月と言われていますが、あまりあてになりません。大切な郵便物を送る場合は、EMSやDHLなどを利用するほうが良いでしょう。
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